多宝塔碑

この作品は楷書の手本として広く普及している。ちなみに碑と書かれている作品は、石に字が彫られたもので、その石に墨を付けて紙に写し取る拓本というものです。なので文字が白いのです。

この作品の特徴は、顔法そのもの!主画と文字の疎密を学ぶのに適した作品といえます。

・横画が細く縦画が太い

・長い横画の収筆が重たい

・左払いが横にひらく

・横画と横画の間を詰める

・二つの縦画が対になった文字の左は細く、右が太い。

小筆で書いていると、写経のような息苦しさを感じますが、2~6文字を抜粋して大筆で書くとより筆遣いがわかるようになると思います。

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