文字を書く機会が減ったものの、それでもメモを書く、置手紙をするなどこまごまとその機会はあるものです。人に見られる文字を書く度に、大人っぽく美しい字が書きたいとだれもが思うでしょう。
読めればいいわ、と私も思っていた時期はありますが、「字は体を表す」もの。雑な字は雑な人と見られ、曲がった字は曲がった人と見られる。堂々とした字は威厳のある人とみられ、柔らかい字は優しい人と見られる。人を評価するすべてではないけれど、少なからず印象は操作されます。
次のことを意識すると、美しさに近づきます。
- 漢字は大きく、ひらがなは小さく
- ひらがなの丸い部分は円形にしない
- 下部はなるべく小さめ
- 目立つ画は一つにする
- 横書きの場合、中心線または下線を軸に書く
愛は行動なのよ 言葉だけではダメなの
オードリー・ヘップバーン


いままでと違う形の字を書くというのは、なんとも居心地の悪いものです。人はどうしても居心地のいい方を求めてしまうけれど、居心地の良さは自分を変えられないという事。わたしは師匠に直された字を書くとき、いつも居心地わるぅっと言ってしまいます。でも居心地悪くなくなった時、きれいな字が書けるようになってきた証拠です。
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